「アンタッチャブル」ケビン・コスナー,ロバート・デ・ニーロ,ショーン・コネリー
| フジ | テレ朝 | DVD | テレ東 |
コスナー | 根津甚八 | 山寺宏一 | 大塚芳忠 | 津嘉山正種 |
コネリー | 若山弦蔵 | 有川 博 | 坂口芳貞 | 若山弦蔵 |
デニーロ | 小林清志 | 池田 勝 | 池田 勝 | 小川真司 |
ガルシア | 江原正士 | 佐久田 修 | 山野井 仁 | 平田広明 |
結局このようになりました。
最初のフジ版のコスナーが津嘉山正種なら全て丸く収まったのに。
根津甚八は上手くはないが下手でもないので声優をやるのは構わんが
コスナーをやったらいかん。
まあそれは昔のことで仕方ないとしても、その後の新録がなっとらん。
はっきり言ってテレ朝版とDVD版は無駄。
特にテレ朝。コネリーを若山弦蔵にしたくないのはいいとしても
なんでコスナーが山寺宏一なわけ?ワケわからん。
4回目にしてやっと津嘉山/若山(韻を踏んでる?)版が作られた。
もっと早くこれを作って欲しかったし、作るべきだったと思う。
「インディ・ジョーンズ 最後の聖戦」ハリソン・フォード,ショーン・コネリー
| ビデオ | フジ | 日テレ | テレ朝 |
ハリソン | 村井国夫 | 玄田哲章 | 村井国夫 | 磯部 勉 |
コネリー | 宮川洋一 | 若山弦蔵 | 若山弦蔵 | 坂口芳貞 |
と、4つもバージョンがある。微妙に食い違ってるのがなんとも気持ち悪い。
たぶん収録時期は上の順だと思うけど、
ヒデオ版ではコネリーは適当に宮川洋一を当ててしまい
フジはそれを若山弦蔵に修正したがHフォードは誰でもいいか、で
それはいかんだろと日テレが村井国夫で再録し、
そして弦蔵コネリーを頑として認めないテレ朝がさらに再録した。
といったところかねえ。
玄田哲章というアホな選択をしてしまったフジを
日テレが修正したまでは良かったが、最後のテレ朝版は余計でしたね。
「エアフォース・ワン」ハリソン・フォード
これも、ビデオのパッケージに吹替キャストが書いてないクチで
ハリソン・フォードのビデオでは圧倒的に磯部 勉の方が多い。
ビデオを見ながら第一声を固唾をのんで見守ったパターンだ。
そしたらなんと村井国夫で大感激。
これは今後ハリソン・フォードのビデオは村井国夫に傾いて行くのか
と期待していたが、ビデオではこれっきりだ。
甘かった。
「刑事コロンボ」ピーター・フォーク
コロンボは、あの小池朝雄の吹替あってこそのコロンボである。
小池朝雄の死後、テレビでは石田太郎が後を継ぐ。
最初の頃はかなり小池朝雄を意識していたようだが
最近ではもう石田コロンボのキャラを完成させたといっていいかも。
吹替版のビデオも発売されているが、
テレビ放送時にカットされた部分は銀河万丈が追加吹替している。
「刑事ジョー ママにお手あげ」シルベスター・スタローン
テレビ版では声は玄田哲章だが、この作品の中で
「アイルビーバック」はシュワルツェネッガーだよ、というセリフがある。
これはスタローンがこれを言うから面白いのであって
シュワルツェネッガーの玄田哲章がこれを言ってしまうと
このセリフの面白みが薄れてしまうと思う。
私がスタローンに佐々木 功を推す理由の一つはやはり
玄田哲章はシュワルツェネッガーだからであり
佐々木 功の声でスタローンがこのセリフを言えば
ぐっと面白くなると思うのだが、残念ながら佐々木 功版はない。
「氷の微笑」マイケル・ダグラス,シャロン・ストーン
通常版DVDではダグラス:磯部 勉で日本語音声はステレオだったのが、
後に発売された「氷の微笑 スペシャルエディション」は、
ダグラス:小川真司で日本語音声はモノラルになっている。
まさかテレビ版の吹替を収録したのかと思ったが、
内容が通常版と若干異なっているので、吹替は新録したようだ。
再発売で5.1ch化する事は多いが、モノラルで新録とは珍しいケースだ。
新録するにあたり、MEがモノラルの物しかなかったらしい。
それにしてもこういうことがパッケージにも公式サイトにも
どこにも書いてないというのは困りものだ。
再発売なら当然吹替は以前と同じ磯部 勉だと考えるのが普通で
磯部 勉だと思って買う、磯部 勉なら買わない、小川真司なら買う
とかいう人もいるかも知れないわけだからね。
デザインやレイアウトの都合でパッケージに吹替キャストが書けない、としても
最低公式サイトにくらいは書いておいてほしいものだ。
尚スペシャルエディションのキャストは以下のとおり。
小川真司/勝生真沙子/麦人/相沢恵子/広瀬正志
水内清光/堀川 仁/鈴木紀子/長嶝高士
「危険な情事」マイケル・ダグラス
坂本真綾が子役で声の出演。というより、当時は本物の子供だったわけだ。
計算すると吹替収録当時9歳くらいか。
しかしこの映画はタイトルからもわかる通り、子供が見るような映画ではない。
そのため大人向けのシーンを全部カットした状態で吹替を収録したらしい。
大人向けのシーンは大人だけで別録りしたのだろうね。
坂本真綾も当時これがどういう映画なのかわかってなかったらしい。
それにしても大人向け映画の吹替に9歳の子供を起用するとは。
「激突!」デニス・ウィーバー
89/10/27金曜ロードショー、スピルバーグ傑作選第2弾として
徳光和夫版を放送。当時リアルタイムで見てた。
録画はしていなかったが、知人から録画ビデオを借りることができた。
改めて見るとやはり下手ですね。
声優どころか俳優ですらないド素人である事を考えれば
まあ頑張っている方だが、穂積隆信と比べると辛い。
穂積は上手すぎた。
その時の徳光和夫のコメント。
「激突!と言えば、スピルバーグの出世作でございます。
なんとこの主役に、私が声優といたしまして初めてチャレンジを致しました。
うまくいったかどうかは一つ皆さんご覧いただきまして、
お楽しみいただけたらと思います。」
「ザ・カンニング IQ=0」
CX系「笑っていいとも!」関係の企画物らしく、
野々村 誠(真),羽賀健二(研二)などの、当時のいいとも青年隊が声で出演。
映画自体がB級コメディなのでそれは構わないとしても、物語中、
「〜してもいいかな?」「いいとも! 」
というセリフが異常に多く、最初の放送時は流行っていたのかも知れないが、
こないだ深夜枠で再放送され、今見ると滑稽である。
ちなみに続編の「ザ・カンニング アルバイト情報」では
主要な役者と声優はほぼ同じメンバーなのに、声の配役が微妙に違っていて
なんともへんな感じだった。
「さよならゲーム」ケビン・コスナー,ティム・ロビンス
私はコスナー映画ではこの映画が一番好きです。
やっぱりケビン・コスナーは野球選手が似合うね。
それに加えて津嘉山正種の吹替がいい。
若手を指導するベテラン捕手なんて、津嘉山コスナーハマりすぎ。
「俺が信じてる事」をまくしたてるように語るシーンとか
若造の新人投手を説得力のあるセリフで諭すところとか
「やってられっか」「つきあいきれねえや」と乱暴に吐き捨てるセリフや
去り際にハハハと笑い飛ばすところとか、
バッターボックスで子供に「1発かましてよ」と声をかけられて
まかせろとでも言うのかと思ったら「うるせーな」と一蹴したり
そういうぶっきらぼうな口調、態度がまさに津嘉山コスナーの真骨頂だ。
私は昔、この映画を見て一発で津嘉山コスナーのファンになった。
そして私もケネディ暗殺はオズワルドの単独犯だと信じるようになった位だけど
その後「JFK」でコスナーが違う事言っててショックを受けた。
この映画は津嘉山コスナーの最高傑作だと思ってます。
「ザ・ロック」ニコラス・ケイジ,ショーン・コネリー
コネリーはビデオ版が若山弦蔵で、同じく若山弦蔵で再録されてテレビ放送、
その後さらに他局にて坂口芳貞で再録され放送された。
しかしこの映画のコネリーの役って、007のパロディにもなっているのだから
若山弦蔵じゃなきゃ意味ないんだけど。
まあもし内海賢二とか日高晤郎(いずれもコネリー007吹替暦あり)
だというなら、別の意味で評価できんこともないが。
どうしてもコネリーを若山弦蔵にしたくないんだったら放送せんでよろしい。
以後よろしく日曜洋画劇場殿。
ビデオ版が文句なしに一番出来が良い。
「ジェイ&サイレント・ボブ 帝国への逆襲」マーク・ハミル,キャリー・フィッシャー
タイトルが「帝国への逆襲」ということで、スターウォーズのパロディにもなっており
なんとマーク・ハミルとキャリー・フィッシャーが出演。
しかもその吹替がなんと水島 裕と島本須美。
出番少ないのにわざわざこの2人を呼ぶとはすごい。
だが逆に言うと「それしか売りが無い映画」とも言える。
ストーリーもギャグもお粗末。ひとつも面白くない。
まあ吹替マニアなら一度は見てみてもいいかも知れない。
吹替台本も字幕の翻訳より遊びが含まれている。
Cフィッシャーの出演は「レイア姫に繋がるような役でないこと」が条件だったらしいけど
吹替のセリフはスターウォーズなセリフになってしまっている。
これの日本語版製作スタッフの中にかなりの吹替マニアがいると思われる。
恐らく低予算だったであろう中でこれは賞賛に値する。
もしテレビで新録放送するのなら渡辺 徹と大場久美子がやればおもろいかも。
「JM」キアヌ・リーブス,ビートたけし
吹替版のビートたけしのセリフは、
日本語のセリフも英語のセリフもたけし本人が吹替している。
本人の声なのに口の動きと違うのは不思議な感じがする。
副音声と切り替えて見てみると面白い。
相手が日本語を喋るシーンで、たけしが「英語で話せ」というセリフがあるが、
これが吹替だと「くだらねえ事言わずに−」となっているのは苦肉の策だな。
ただ、全く同じ日本語のセリフでも、
副音声オリジナルのセリフは自然に聞こえるのに、
主音声吹替の声はなぜか浮いて聞こえる。
ビートたけしも自分自身の吹替とはいえ、声優としての仕事は不慣れだったのかな。
むしろ自分自身なのでやりにくかったのかも知れんが。
「ジュラシック・パーク」サム・ニール、ジェフ・ゴールドブラム
これは劇場で見たけど、見ている時にゴールドブラムのキャラに、
ふと大塚芳忠の声が思い浮かんだ。
これがビデオが出てみるとほんとに大塚芳忠だったのでびっくり。
見事なキャスティングだ。
だが、翻訳に一部不満があるのであえて苦言を呈したい。
まずオープニングの田中信夫のセリフ「撃ちまくるんだー!」が
あまりにも口の動きと合っていない。
吹替で口の動きが合わないのは当たり前だろ、という方はぜひ映像を見ていただきたく
ここは口の大アップのシーンなのでどうしても違和感があり、さすがに合ってなさ過ぎる。
「撃つんだー!」なら口の動きと合ってちょうど良いと思う。
もう一つ言うなら、ラプトルに襲われた後ハモンドと電話が繋がるシーンでのハモンドのセリフ
「だいじょぶかー!」もやや口の動きと違和感がある。
「どうしたー!」とかの方がいいかな。ここはちょっと適切な日本語がなく難しいか。
さらに最も問題なのが木の上の恐竜クイズ。
Q.目が見えない恐竜の名は?
A.メガミエンドン
Q.そいつが飼ってる犬の名は?
A.メガミエン犬
これはイカン。いくらなんでも酷すぎる。吹替史上最悪レベルと言っていい。
全く意味がわからん上に全然クイズ(というかなぞなぞ)になってない。
原語直訳なのだろうけど、ここは原語を無視してでも日本語として成立させるべき。
例えばひとつは
Q.親に捨てられた恐竜は?
A.ステゴサウルス
でいいだろう。
なんか「捨て子」が昨今の言葉狩りの槍玉に上がりそうだが、メガミエンも似たようなもんだろ。
しかし2問目が思いつかん。
出家した恐竜は?テラノサウルス。じゃだめか。
誰かセンスのいい翻訳を。
「ショーシャンクの空に」ティム・ロビンス,モーガン・フリーマン
1997/03/30(日)1400-1654 TBS「春の映画スペシャル」として放送。
エンドロール無しで138分。本編ほぼノーカット。
モーガン・フリーマン:坂口芳貞
ティム・ロビンス:安原義人(「さよならゲーム」と同じ)
放送はただこれ1回きり。日曜の昼に1回放送しただけ。
しかもなんと日本語版制作クレジットが出なかった。
これでは声優や翻訳やスタッフが誰にも永久にわからんではないか。
これ実は、クレジットを出し忘れたのではないかと踏んでいます。
放送の録画を見てみると、本編終了後CM、CM明けに
映画のワンシーンとBGMだけが30秒ほど流されている。字幕テロップ一切無し。
本来ここで日本語版制作クレジットを出すはずだったのではないか。
再放送なら放送時間などの関係でクレジットを割愛されるケースもあるが
こんな30秒もクレジットを出すのにうってつけの時間を割いておきながら
テロップも何もないただの映画のワンシーンだけを流す理由がない。
「JAWS ジョーズ」ロイ・シャイダー,リチャード・ドレイファス,ロバート・ショー
地上波初放送は、滝田裕介,樋浦 勉,北村和夫。
私はこの映画が大好きで、当時我家のベータのビデオに録画し、
テープが擦り切れるほど何度も繰り返し見た。セリフもほぼ丸暗記したほどだ。
しかしその後、ベータデッキの処分や転居などもあり、いつのまにか
テープを紛失してしまっていた。これは私の吹替人生で最大の不覚。
もっとも残していたとしても状態はかなり悪かったけど。
声だけカセットテープに録音、編集して外で聞いてたりもした。
そのテープの一部はまだ押し入れの奥にあるはずだ。
後に津嘉山正種,古川登志夫,内海賢二で新録されたが
声はともかく日本語訳が、オリジナルに忠実に訳したのかわからんが、
味のある名セリフ群が全くつまらん表現になっていた。
まあこれは個人的思い入れなので、
津嘉山版を最初に見た人は別にこれでいいと思うかも知れないが、
とにかく私は旧滝田版が大好きなのです。
ここ数年のテレビ放送では、必ず事前に滝田版と発表されるのに
実際に放送されるのは津嘉山版であり、大変悲しい思いをしている。
これは吹替七不思議の一つ。
滝田版を最後に放送した時、ひどく状態が悪かったような記憶がある。
私の推測だと、当初滝田版を放送するつもりで発表したものの
テープの汚損かもしくは放送禁止用語などで使えず、
修復または禁止用語の編集を試みたが断念し、やむを得ず津嘉山版を使った
という可能性を考えているが、本当のところは不明だ。
滝田版吹替入りのDVDが出たら1万円でも喜んで買うのだが。
「シンシナティ・キッド」スティーブ・マックイーン
私自身は賭け事は一切やらないのだが、
麻雀とかポーカーとかこういう賭け事物の映画は大好きです。
DVDで吹替で見たが、テレビ版音声使用のため一部原語音声になる。
気になったのは、最後の少年のセリフが原語音声になっていること。
テレビで放送した時この部分はカットされていたのだろうか。
しかしこの部分だけカットするのはあまりにも不自然。
ここのセリフに禁止用語でも使われていたか、
それともこの部分だけ音声素材が汚損していたのか。
真相はいかに。
「スター・ウォーズ」旧3部作マーク・ハミル,ハリソン・フォード,キャリー・フィッシャー
これは日本語版のバージョンが多くて私も把握しきれていない。
| | TV初放送 | | 日テレ | | テレ朝 | | ビデオ版 | | 特別篇TV | | 劇場公開版 |
ルーク | 渡辺 徹 | 水島 裕 | 塩沢兼人 | 島田 敏 | 石田 彰 | 奥田瑛二 |
ソロ | 松崎しげる | 村井国夫 | 山寺宏一 | 磯部 勉 | 堀内賢雄 | 森本レオ |
レイア | 大場久美子 | 島本須美 | 小山茉美 | 高島雅羅 | 石塚理恵 | 森田理恵 |
C3PO | 野沢那智 | 野沢那智 | 富山 敬 | 野沢那智 | 岩崎ひろし | 高山 栄 |
オビワン | 久米 明 | 滝田裕介 | 宮川洋一 | 納谷悟朗 | 滝田裕介 | 河原崎国太郎 |
ヨーダ | − | 高木 均 | 内田 稔 | 辻村真人 | − | 永井一郎 |
ランド | − | 内海賢二 | 田中信夫 | 若本槻夫 | − | 樋浦 勉 |
皇帝 | − | 大木民夫 | 桑原たけし | 千葉耕市 | − | 鈴木瑞穂 |
| | 田中明夫 | (↑推定) |
ベイダー | 鈴木瑞穂 | 鈴木瑞穂 | 石田太郎 | 大平 透 | 坂口芳貞 | 南原宏治 |
| | 坂口芳貞 |
OPNR | 金内吉男 | 城 達也 | − | 岡部政明 | 若山弦蔵 | − |
もう一つ別バージョンがあったような気もしているのだが確証がない。
劇場公開時に、一部劇場で吹替版も上映されている。
水島/村井/島本版が最も出来が良いと思われる。
ちなみにうちには渡辺 徹版の録画ビデオが残っている。
「スター・ウォーズ エピソード1 ファントム・メナス」リーアム・ニーソン,他
字幕版とあわせて吹替版も劇場にて公開された。
吹替版の主なキャスティングは下記の通り。
○クワイ=ガン・ジン(リーアム・ニーソン):津嘉山正種
○オビ=ワン・ケノービ(ユアン・マクレガー):森川智之
○アミダラ女王(ナタリー・ポートマン):坂本真綾
○アナキン・スカイウォーカー(ジェイク・ロイド):矢島晶子
○C−3PO:岩崎ひろし,○ヨーダ:永井一郎
しかし私は矢島晶子では少々不満である。
やはり矢島晶子はアニメ向けだと思う。
C−3POが野沢那智であって欲しかったが非常に残念。
このキャスティングにはルーカスの意見が入っていると聞いたけど本当かな。
ちなみに日本語版ビデオ/DVDではなんと、
オープニングメッセージロールまで日本語になっています。
いくら日本語版とはいえ、これは邪道だと私は思う。
あそこはナレーションが正しいでしょう。
「セブン」ブラッド・ピット,モーガン・フリーマン,ケビン・スペイシー
| ビデオ版 | フジ | テレ東 | テレ朝 |
ブラピ | 松本保典 | 真地勇志 | 堀内賢雄 | 森川智之 |
モーガン | 坂口芳貞 | 池田 勝 | 黒沢 良 | 勝部演之 |
スペイシー | 野沢那智 | 小川真司 | 磯部 勉 | 田中秀幸 |
と、ビデオ版含め4つもバージョンがあるが、一つも重なってないね。
これがまた随分短期間に4つも作られた気がする。ちょっと吹替版乱造ぎみでは。
後から作られたものほど出来がいいかというと、そうでもないのが実に不可解。
なんのためにこうも短期間に何度も作り直したのかわからん。
私はモーガンが坂口芳貞なのでビデオ版を支持したい。
となるとブラピは松本保典支持か?
まあブラピ:松本保典は許容範囲なのでやはりビデオ版支持。
「007/美しき獲物たち」ロジャー・ムーア,クリストファー・ウォーケン
日本語に訳しようがない原題「A VIEW TO A KILL」を
「美しき獲物たち」と無理矢理日本語にしたセンスは凄いけど
ゾーリンとメイデイが飛行船から金門橋を見て
メイデイ「What a view!」
ゾーリン「To a kill」
とタイトルを言うシーンでの翻訳が吹替版では、
メイデイ「見事な眺め」
ゾーリン「言ったろ」
と元の意味を無視して日本語の会話として不自然にならないようにしてある。
これはこれでアリではあるのだが、別の案としては
メイデイ「見事な眺め」
ゾーリン「"殺し"のね」
のように会話として不自然ではあるものの元のセリフをそのまま表現するのもアリだし、
あるいは個人的に一番いいと思うのが
メイデイ「なんて美しい」
ゾーリン「"獲物"さ」
とやや強引ながらタイトルを表現するのも良かったかなと思ったり。
会話としては意味不明になるけど元々タイトルも意味不明だし。
「ソウ SAW」ダニー・グローバー
前半は面白くて引き込まれて見てたのだが、
「犯人」の顔がわかって追いかけっこになってからは急に安っぽくなってしまう。
前半面白くて後半つまんなくなるよくあるありふれた映画か。
と余裕こいて見てたらオチに腰抜かしました。完全に油断してた。
で吹替はというと、謎の脅迫者の声は石田太郎。
レクター博士のような不気味さを醸し出していてグッド。
脇役のダニー・グローバーにちゃんと池田 勝。
全体的に良質の吹替だと思うのだが、
「あの人」と「あの人」の声はもう少し似た声の方が良かったのでは。
その辺あまり気にしないで見てたから良かったけど。
オチがばれるので詳しくは書けん。
「ダーティハリー」クリント・イーストウッド
犯人のサソリがスクールバスをバスジャックして、園児達と歌を歌う
あまりにも有名なシーン。
♪漕げ漕げ漕げよ、ボート漕げよ、ランランランラン川下り〜
これは「Row, Row, Your Boat」という歌だが、
この訳詞はこの歌の正式な日本語詞というわけではないのだろうね。
だとするとつまりダーティハリー翻訳者独自の訳詞ということになる。
ちなみにオリジナルの詞は下記の通りで
♪Row, row, row your boat, Gently down the stream,
♪Merrily, merrily, merrily, merrily, Life is but a dream.
別の映画などで別の訳詞で歌われるのを耳にすることもあるが
やはりこのダーティハリー版「ランランランラン川下り」が最も名訳だと思う。
ただこの訳詞で歌うと堀 勝之祐の声が聞こえてきてしまうという難点があるが。
「ターミネーター」アーノルド・シュワルツェネッガー,リンダ・ハミルトン
「ターミーネーター2」が劇場公開される時にテレビで再放送されたけど
日本語訳の中に、「プッツンしてんのか?」というセリフがある。
いまどきこんな言葉を使う奴はいない。
最初の放送当時は「プッツン」という言葉が流行っていたのだろうが
映画の脚本で流行語を使うべきではないという例。
「大脱走」スティーブ・マックィーン,ジェームズ・コバーン
テレビ初放送は1971年のゴールデン洋画劇場で
スティーブ・マックィーン:宮部昭夫
チェールズ・ブロンソン:大塚周夫
ジェームズ・コバーン:小林清志
と、まさにカンペキな布陣。
前後編放送だったため、吹替はほぼノーカットであったと思われる。
最後に前後編で放送されたのは94/2/24と3/3の木曜洋画劇場。
その後は96/12/30にテレビ東京で2時間30分枠で放送されている。
DVDに収録されている吹替音声部分は、
この96年放送時のものとほぼ完全に一致している。
これはうちに96年時の録画ビデオがあるので間違いない。
「タイタニック」レオナルド・ディカプリオ,ケート・ウィンスレット
| ビデオ版 | フジ初 | 日テレ | フジ再 |
ディカプ | 松田洋治 | 妻夫木 聡 | 石田 彰 | 内田夕夜 |
ケート | 日野由利加 | 竹内結子 | 冬馬由美 | 岡 寛恵 |
ベイツ | 谷 育子 | 小林幸子 | 一城みゆ希 | 小林幸子 |
ゼーン | 山寺宏一 | 江原正士 | 江原正士 | 江原正士 |
地上波初フジ版はいわゆるタレント吹替。
日テレ版はタレント部分のみ差し替えて新録した模様。
さらにフジ再放送版では主演2人だけ差し替えて新録した模様。
ちなみに私は松田洋治をギリギリで我慢してビデオ版を支持。
ゼーン山寺の怪演も秀逸。
テレビ版は声はともかく翻訳がダメだ。例えばビデオ版では
「鉄でできた船が沈まないわけがない!」という二重否定のかっこいいセリフで
私はこのセリフを気に入っていたのに、テレビでは、
「鉄でできている以上沈みますよ!」とまあなんともつまらんセリフだ。
他にもテレビ版のダメ翻訳はたくさんあるが、きりが無いので割愛。
「ダイ・ハード」シリーズブルース・ウィリス
シリーズ3作それぞれきれいに3バージョンずつある。
ビデオ版も含めて野沢那智,村野武範,樋浦 勉。
しかしなぜに村野武範かね。顔が似てるからか。
有名人吹替の話題作りだったのだろうが、
反対意見も多い中、一部で好評らしく3作制覇してしまった。
個人的には樋浦 勉が一番良いと思う。
「ダイ・ハード4.0」ブルース・ウィリス
野沢那智吹替版が劇場公開された。
ダイハードマクレーンに関しては、那智がいいという人が多数であろう。
吹替版を劇場公開するにあたり、那智にするのはまあ妥当な選択だと思う。
しかし本来はビデオで過去3作を担当している樋浦 勉で統一すべきだ。
そこでなんとDVDでは樋浦版、那智版ダブル収録という快挙を達成。
「日本語音声2つも入れたら画質が落ちるじゃないか」
という吹替不要画質優先な方はブルーレイをどうぞ。
いや村野武範がいい、という方はフジテレビ地上波初放送にご期待ください。
という、誰もが得をするまさに四方一両得。
これまでにも、タレント吹替と声優吹替を収録したものはあったが、
ダブルフィックス新録というのは史上初ではなかろうか。
この大英断は賞賛に値する。
樋浦版と那智版は同時に収録されたのだろうか。
樋浦と那智は収録現場で顔を合わせたのだろうか。
お互いウィリス声優として、敵対心は無いとしても
ちょっとした(いい意味での)ライバル心はあると思うけど。
ちなみに現場には内田直哉もいたわけで、この3人の心境やいかに。
公開時に那智版を収録し、DVD発売時に樋浦のみ単独収録とも考えられるが
いずれにせよウィリスの声だけ別撮りなわけで、
最初から両バージョン製作することは視野に入れてあったことになる。
「探偵レミントン・スティール」ピアース・ブロスナン
これは劇場用映画でなくテレビドラマシリーズ。
昔、最初にテレビ放送した時は神谷 明だったが、
しばらく休止のあと、放送再開時は関 俊彦になっていた。
ローラ・ホルト役は前期が岡江久美子、後期は井上喜久子。
はなまるマーケット岡江久美子声優なんてやってたのね。
別に下手ではないがうまくもない。
少し前まで千葉テレビで放送されていたが、
当然ながら、ある回から突然声が変わってしまった。
何も知らずに毎週見てた人はどう思っただろうか。
「ダンテズ・ピーク」ピアース・ブロスナン,リンダ・ハミルトン
初めてビデオ屋でパッケージの裏を見た時、
ピアース・ブロスナン:神谷 明/リンダ・ハミルトン:吉田理保子
思わずニヤリとせずにいられなかった。
当然、神谷ブロスナンはレミントン・スティール、
吉田リンダはターミネーター2を踏襲しているわけで、
これの担当者はよくわかってるなあと関心したものだ。
ちなみにこの映画、ただ火山が噴火するというだけの話で
ブロスナンが神谷でなかったら別にどうでもいい映画なのだが
私は吹替目当てでDVDまで購入してしまった。
吹替で映画が面白くなるという典型だ。
ちなみにテレビ放送では田中秀幸と小山茉美で
これではただのどうでもいい映画だった。
「ディープ・ブルー」(ビデオ版)サミュエル・L・ジャクソン
サミュエル・L・ジャクソンの声は誰がいいのかな。
「ダイ・ハード3」の池田 勝がなかなかよかった。
と思っていたところ、この「ディープ・ブルー」で再び池田 勝。
私はなぜか「ジョーズ」を始めとするサメ映画が好きで
どうせ見るつもりだったので、渡りに船だった。
映画の内容は、陳腐なサメCGを見て笑う以外見るべき所もないけど
この吹替で見たおかげで結構楽しめた。
「デンジャラス・ビューティー2」(テレビ版)サンドラ・ブロック
2008/3/7金曜ロードショーにて新録地上波初放送されたのだが
吹替の翻訳に、当時の(しかも恐らくすぐに廃れるであろう)流行語が使われていた。
見ていて少し気になったが、まあコメディなので許容範囲かなとも思う。
でも実は、流行語バージョンと通常バージョンの
2つ収録してあるんじゃないかと思ってみたりして。
この流行語版は地上波初今回限りのお遊びで、
いずれ(他局も含め)再放送される時は通常版を使うとか。
もしそうだったら凄いのだが甘いかな。
ちなみに視聴者からクレームがあり、担当者からのコメントを引用しておく。
「文化の違うアメリカンジョークは、言葉だけを直訳すると
全く伝わらない日本語になる場合があります。
今回の作品はギャグ満載の軽いコメディだったということもあり
直訳して分かり辛いセリフになるよりも、分かり易さと文脈を尊重したために
あえて日本語のギャグや流行語に置き換えました。」
「トゥルーマン・ショー」ジム・キャリー
2003/3/8にゴールデンシアターにて宮本 充で放送する予定が
急遽特番に差し替えられた。
いずれどこかで放送するとしても、山寺宏一で新録してほしいものだ。
もしビデオで山寺宏一なのであれば、まあ100歩譲って
宮本 充バージョンがある分には構わないかも知れないが、
ビデオでも違うのでやはりジム・キャリーは山寺版を作らないとだめよ。
だが既に収録された吹替を一度も使わずに新録するなんてことがありうるだろうか。
フジテレビは既に放映権を手放してしまった可能性もあるので
他局なら望みがあるかな。日曜洋画劇場あたりなら可能性もあるか。
「特攻野郎Aチーム」ジョージ・ペパード,ミスターT
Aチームのメンバー、「飛行機だけは勘弁な!」のコングは
空を飛ぶ乗り物が大の苦手で、長距離を移動する時は
別の交通手段を使うか、眠らせて無理矢理飛行機に乗せるしかない。
ある時、どうしても飛行機に乗らなければならないので
いつものようにコングを気絶させようとしたが、そこに催眠術を使える人がいたので
コングに「消滅」という言葉を聞くと眠ってしまう、という暗示をかけた。
これで無事コングを眠らせて飛行機に乗せることに成功する。
しかしなんでよりによって「消滅」なんて言葉にしたのかと疑問に思ったが
これにはちゃんとわけがあって
クライマックスで敵と銃撃戦の中、フェイスの銃の弾が切れてしまい
「弾切れだ!ちきしょうめ!ちきしょうめっ」と言っていたら
それがコングに「ちき消滅」と聞こえてしまい
肝心な所でコングが眠ってしまうというネタがあったのだ。
これ、元の英語ではなんて言っているのかわからないけど
翻訳した人は苦労しただろうね。
「ドラゴンハート」ショーン・コネリー
コネリーは声の出演なのに、ちゃんと若山弦蔵というのがすごい。
しかし、ドラゴンの口の動きとセリフが全然合ってなくて
いかにもアフレコしましたという感じがする。これは原語でもそうだけど。
口に剣が刺さって口開けたままあんなに流暢に喋れるわけがない。
普通吹替でも、なるべく役者の口の動きに合わせるもんだが、
これはさすがに合わせようがないね。
そもそもドラゴンの口の形で人間語を喋る事に無理があるんだけど。
「ナッティ・プロフェッサー」エディー・マーフィー
面白そうだったのでビデオが出たら見ようと思っていたけど
マーフィーの声が江原正士で不満だったので結局見ずじまい。
いつか見たいと思ってるうちに、テレビで山寺宏一で放送されてしまった。
さすが山寺宏一はこういう七変化は上手すぎる。
江原正士でも演技力は問題ないだろうだけど私は声が不満。
どちらかというと私はマーフィーは下条アトム派なのだが
これはちょっと下条アトムには無理かも知れない。
「バタリアン」
知らない人も多いかも知れないけど、これはゾンビ物のホラー映画です。
この中で、オバンバというゾンビと会話するシーンがある。
人形の口を動かしてセリフはアフレコしているわけだが
ゾンビなので、唇が腐り落ちて歯がむき出しになっている。
そんな状態でまともに喋れるのだろうか。
試しに原語で聞いてみると、PやBの音をはっきりと発音している。
いっこく堂じゃあるまいし、唇がなくてPやBの音が出せるのか。
原語で聞くと口の動きとセリフが全然合ってなくて
いかにもアフレコしたようで、セリフが完全に浮いて聞こえる。
向こう(英語圏)の人はこういうのを変に感じないのかねえ。
実はこれが吹替(日本語)で聞くとあまり違和感がない。
やはり母国語と外国語では聞こえ方が違うのかな。
「バック・トゥ・ザ・フューチャー」マイケル・J・フォックス
デロリアンは時速140kmでタイムスリップするが、
原語では距離の単位は当然、メートルではなくマイルである。
吹替だと、前2作では「140キロ」と言っていたが、
パート3だけ急にマイルになってしまう。連続して見るとかなり変だ。
パート3では速度の数値を読み上げる場面があるので
画面上の数字が「88」なのに「140キロ」と読ませるわけにはいかない。
第1作からマイルにしとけば良かったのだろうけど
日本ではマイルという単位は馴染みが薄いから苦しいね。
時速88マイルと言われても、どのくらいの速さかすぐに想像できない。
字幕だと「140キロ」と書いても問題ないのだが。
尚ビデオ版では画面上の数字を無視して「140キロ」と言ってしまっている。
「ビーン 劇場版」ローワン・アトキンソン
ビデオでは広川太一郎が、役者が喋ってない時まで喋りまくりで
往年のMr.Booばりのアドリブ攻撃。
吹替というより、心理解説とかナレーションに近い。
テレビ版では、おしおきだべーの滝口順平だった。
ちょっと滝口順平ではどうかな。
ミスター・ビーンのキャラにぴったりハマる日本人の声優っていない気がする。
そういう意味でビデオ版の作り方は、苦肉の策だが悪くはないと思う。
「羊たちの沈黙」ジョディ・フォスター,アンソニー・ホプキンス
テレビ版では、アンソニー・ホプキンスは石田太郎。
石田太郎といえば、アニメ「ルパン三世 カリオストロの城」のカリオストロ伯爵。
石田太郎の声でジョディ・フォスターの役名である「クラリス」を連発するのが
マニアにはたまらんかも。
まさかカリオストロを意識してのキャスティングか?
まあ単なる偶然とは思うが。
「ポセイドン・アドベンチャー」ジーン・ハックマン
DVDに、現存するテレビ放送時の吹替を収録。
放送時にカットされた部分は原語音声&字幕となる。
序盤は音声が細切れで、最後までこんな調子かとちょっと不安になったが
さすがに終盤は欠損部分が少なく、大事な場面で気にならずに良かった。
ジーン・ハックマン:磯部 勉
アーネスト・ボーグナイン:坂口芳貞
レスリー・ニールセン:嶋 俊介
実はこの吹替はフィックスを外しているのだが、
私はこのバージョンが一番記憶にあるし
恐らくこのバージョンしか残っていないのではなかろうか。
まあこれはこれで良いと思う。
なんにしても往年の名作吹替をDVDに収録とは実に素晴らしい事だ。
「マイノリティ・リポート」トム・クルーズ
須賀貴匡/水樹奈々と堀内賢雄/根谷美智子の2種類の吹替を収録。
切り替えで好きな方を見ることができる。
いわゆる「芸能人吹替」と声優による吹替を両方収録ということになる。
ここはあえて全編須賀貴匡版吹替で見てみた。
まず須賀貴匡は声質がトム・クルーズに全く合ってない。
演技が下手なのは、見てるうちに慣れてくるかとも思ったが
終盤のクライマックスを迎えると、下手さが際立って盛り上がる場面も台なしだ。
そのあと賢雄版を冒頭だけ見たが、堀内賢雄がやたら上手く聞こえてしまう。
でも堀内賢雄もトム・クルーズには合わないと思うね。
テレビで鈴置になることを祈って、賢雄版は見ないでおく。
一方水樹奈々の方は、演技声質共に特に問題はなかった。
それにしてもこの吹替を2種類を入れるというのは
DVDの機能を生かした面白い試みではあるのだが、
例えば「タワーリング・インフェルノ」の宮部版と内海版を入れる
というのならそれは大変有意義な事だが
芸能人版と声優版を2つ入れるという意図がよくわからない。
確かに、芸能人版"のみ"収録よりはマシだが、でも声優版を入れるのなら
須賀/水樹版は結局まるきり無駄のような気がする。
「マスク」ジム・キャリー
面白そうだったのでビデオ発売と同時に見た。
当時ジム・キャリーという俳優をよく知らなかったので
声優は誰かとかあまり意識しないで見たけど
これが山寺宏一。合いすぎる。まるで本人の声のようだ。
というよりこの七変化は山寺宏一にしかできないのではなかろうか。
ジム・キャリー:山寺宏一のフィックスを決定付けた映画である。
テレビ版でも山寺宏一だし、他の人は考えられない。
「ライアーライアー」ジム・キャリー
通常版DVDの吹替は山寺宏一なのだが、
後に発売されたデラックスエディションでは、何故か高木 渉で新録されている。
しかも初回出荷版のパッケージには山寺宏一と記載されてしまっている。
これは一体どういうことなのか。
メーカーに問い合わせた人からの情報によると、デラックスエディション発売にあたり
当然既存の山寺版の吹替を使用するつもりでいたが、
吹替素材が汚損していたか何らかの理由により使用できないことが直前になって発覚し、
急遽新録することになったという。
そこで山寺宏一に吹替収録の打診をしたが、
スケジュールの都合か何かで事務所側が断ったらしい。
まさか山寺宏一が「タレント業の方が大事だからジム・キャリーの吹替は断った」
なんてことは無いと思うが。
さすがに既に確定したスケジュールがあって、どうしても変更不可なら
後から来たオファーは断らざるを得ないだろう。
なら発売を遅らせれば、と一消費者としては考えてしまうが、
メーカー側もマーケティングとかもあるしそう簡単にはいかないだろう。
パッケージの差し替えも間に合わなかった(というより忘れてた?)ほどに
急だったようだから、これは不幸が重なった事と諦めるしかなさそうだ。
アニメ「ルパン三世 ルパンVS複製人間」
これは洋画ではないけども参考までに。
クローン人間マモー役は、水戸黄門の西村 晃。
話題作りなどで本職声優以外の人を起用すると、大抵失敗するが
この西村 晃は見事にハマっており、素晴らしい演技であった。
他にも特別出演で三波春夫、赤塚不二夫(漫画家)、梶原一騎もおり、
三波春夫はセリフが少ないせいもあるが意外と下手でもない。
赤塚不二夫もエフェクトがかかっているせいもあるが、まあひどくもない。
実は一番下手なのは梶原一騎だ。
ちなみにこのルパンVS対複製人間は、ルパン三世史上最高傑作である。
「ロビン・フッド」ケビン・コスナー,ショーン・コネリー
サイト開設のきっかけとなった映画のひとつであるが、
実はテレビをつけてただけで、他の作業をしていてほとんど見てなかったのだ。
声が江原正士なのでコスナーが出ていることにすら気が付いてなかったほどだ。
そしたら突然若山弦蔵の声がして、あれっと思って画面を見たら
ショーン・コネリーが出ていた。
出番もセリフもほんの少ししかないのに、ちゃんと若山弦蔵だった。
それまでは私も吹替映画を見るのが好きではあったものの
ただ漠然と見ていただけで、別に情報を集めようとかは考えてなかったが
これ以降吹替に強く興味をもち、いろいろ調べるようになった。
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